学習その18

おはようございます!国会が閉会してから、国民投票法案や、教育基本法「改正」案などをニュースで見ることもなくなったと思いますが、勿論秋の国会で、法案の成立に向けて対策を考えている人たちはいますし、準備もされています!

私達も夏は運Bd_ice21動も夏休み!と言っていると、将来大変なことになってしまいますので、改憲反対運動は休まず、夏の暑さにも負けず、改憲派にも負けず、今こそ多くの人と運動(9条アピールの賛同者を増やす等)を広げていかないといけないですね!

そのためにも、久々の学習を!というより、先日私が学習会に参加した際に、学んできたことをご報告します!********************************************

「学習その17」にも掲載しましたが、日本国憲法と教育基本法は一体のものです。それは、憲法と一体的な関係にある戦後教育の新たな方針の確立が必要となったからです。

誰が必要と言ったの?というと→第90回帝国議会の「日本国憲法草案」の審議過程のなかで、「憲法に『教育憲章』とも言うべき章を設けるべきである」という意見に対し、当時の田中耕太郎文部大臣、「民主主義的、平和主義的精神に則った教育に関する大方針及び学校系統の主たる制度についての『教育根本法』」構想を明らかにしたことが、教育基本法制定のもとなったそうです。

また、幣原喜重郎国務大臣、「今回の敗戦を招いた原因は煎じつめますならば、要するに教育の誤りに因るものと申さなければなりません。従来の形式的な教育、帝国主義、極端な愛国主義の形式というものは将来の日本を負担する若い人、これを養成する所以(ゆえん→いわれ、わけ、理由)ではありません。我々は過去の誤った理念を一擲(いってき→思いきってすべてをいっぺんに投げ捨てること。)し、真理と人格と平和とを尊重すべき教育を、教育本来の面目を発揮しなければならいと考えます」

このようないきさつがあり、教育基本法はたった11条しかありませんが、大きな意義のある法律が制定されたのです。ヤッタネ!!(v'(エ)')ハ('(エ)'v)ィェーィ♪

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学習その17

おはようございます!この数日間「これが五月晴れ!なんだ」というお天気が続きましたね!

さて、最近の国会での議論は、犯罪の実行行為がなくても、“犯罪の合意”だけで処罰可能とする「共謀罪」・現行憲法とのつながりを断つ「教育基本法案」・改憲の手続きを定める「国民投票法案」と、私たち国民の人権や、将来の生活に深く関わるとても重要で、私たち自身も、注目しないといけない内容ばかりです。

各界著名人9人が発表した「九条の会」アピールに、教育基本法のことについて、書かれた部分があります。

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憲法改正の意図は、日本を、アメリカに従って「戦争をする国」に変えるところにあります。そのために、集団的自衛権の容認、自衛隊の海外派兵と武力の行使など、憲法上の拘束を実際上破ってきています。また、非核三原則や武器輸出の禁止などの重要施策を無きものにしようとしています。そして子どもたちを「戦争をする国」を担う者にするために、教育基本法をも変えようとしています。これは、日本国憲法が実現しようとしてきた、武力によらない紛争解決をめざす国の在り方を根本的に転換し、軍事優先の国家へ向かう道を歩むものです。私たちは、この転換を許すことはできません。

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以前にも掲載したとおり、教育基本法は、憲法と一体のものです。

今回、この憲法と一体となる教育基本法の改悪案の狙いは何なのかについて、学習したいと思います。

狙い① 現在の憲法と「教育基本法」のつながりを断ち切る。→現在の教育基本法前文の冒頭にある「われらは、さきに、日本国憲法を確定し」という文章を改悪案では、削除されています(比較表を見て下さい!)。http://www.jcp.or.jp/tokusyu-06/09-kyouiku/ann.html)、そして、この「憲法を確定」という文章には、憲法「前文」の第1文の述語となります。ここには、何が書かれているのか→「政府の行為によって、再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」という憲法9条の思想と、「ここに主権が国民に存することを宣言し」という主権在民の思想があらわれています。しかし、この結合していた文言を削除するということは、現行憲法にのっとらない、ということを示しています。

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