先日のニュース
おはようございます!さて、先日のニュースで「日米首脳・新世紀の日米同盟」と発表されました。共通の価値観・利益に基づく「世界の中の日米同盟」を発展させる考えで合意したとのこと。共通の普遍的価値観としてその中身は、「自由、人権、民主主義、市場経済、法の支配など」。そして、利益の中身は、「テロとの闘いでの勝利や市場経済の推進、人権の擁護、エネルギー安全保障の向上」とのこと。
昨年秋の日米安全保障会議では、「日本の米軍基地を強化すること、自衛隊を米軍と一緒に戦争できる軍隊にかえること」が話し合われました。
この会議や首脳会談を前提に将来を考えると、ようするに、日本国民の犠牲(税金の負担・基地をもつ自治体の住民の負担)はますます増え、その犠牲のもとで、日本の米軍基地を強化し、そして、アメリカが「自由と民主主義」を掲げ、テロとの闘いで軍事行動に突き進んだ時に、日本も引きずられることになっていく・・・そんな将来を日本国民は望んでいるのでしょうか?
「アメリカが日本を守ってくれるのだから、日本はどこまでもアメリカについていかなければ仕方がない。」と考えている人も結構多いのではないでしょうか?特に、最近では、北朝鮮のテポドン2号の問題もあり、「北朝鮮が攻めてきたら米軍の助け無しにどうしのぐのだ!」という心配もあるでしょう。アジアにこうした「脅威」がある以上、日米の軍事力で「守る」のはいたしかたないという意見も・・・
でも、アジアの人々にとっては、あの侵略戦争をまともに反省もしないまま世界でも5本の指にはいる軍事力を持つようになった日本が、世界最強のアメリカとつるんでのし歩くことこそが「脅威」なのではないでしょうか。
女優の吉永小百合さんは、「武器を持った兵隊でなければ、国際貢献できないのでしょうか。人間は『言葉』というすばらしい道具をもっています。その道具で粘り強く話し合い、根っこの部分の相違点を解決していく。『言葉』を持つ私たち人間の使命だと思います。武器ではなく・・・そして、憲法9条こそが私たちを守ってくれます。」と語っています。
★国と国との紛争は、対話を基本とした外交の力によって解決する★
ということが、世界中の流にもなっています・・・
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 冤罪:布川事件(2020.02.12)
- 2000万人署名・3000万人署名(2020.02.10)
- 改憲発議に反対する全国緊急署名(2020.02.07)
- 地球温暖化(2020.01.28)
- 終末時計(2020.01.27)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
本当にそのとおりだよね。
対話することで、お互いを理解すれば、争い事なんて起きないのに。
外交は、アメリカよりも、もっと身近な、中国や韓国を重視すべきだと思う。
投稿: ねむ | 2006年7月 4日 (火) 08時56分